人は何かを失ったとき、
心の中で 頭の片隅で
何を考え、何を思い、何を願うのだろう


失ってから初めて気付く そのものの大切さに
人は自分の愚かさと無力さを知り、
目の前に広がる未来に 一つ小さな影を落とす


それはやがて、
すべてを飲み込む闇となり
人は光を見失う


今もどこかで 誰かが 何かを失って
光を見失い、生きる希望を無くす


でも、それが 終わりじゃないことを
一体何人の人が気付いているのだろう


人は何かを失い、それと同時に何かを得る
得たものが何なのか?
それは本人にしか分からない


自分の殻に閉じこもり、現実を見ようとしない
事実を受け止めることは 辛いかもしれない


でも 恐れずに ただ 前を見て進むことで
いつか必ず得たものに気付く


それを どう生かして これからを生きるのか
決めるのはいつだって自分でしかない



<あとがき・解説>
人が生きて行くなかで、何も失わずに生きてきた人は少ないと思います。
失ったものが、自分にとって大切な誰かだったり、目指してきた夢だったり。
それは人によって違うことだと思います。
その時に感じる絶望感。それによって見えなくなってしまった自分の明日。
けれど、失っただけじゃなく 現実を受け入れることによって 何かを見出すことが出来るはず。 そんな想いを込めて書いた詩です。
この詩を読んでくれた人に何か伝わるものがあればと思います。
2004.11.14 管理人:風花
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